【自伝】インフラエンジニアが転職を決意するまで|29.大人泣き

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大人泣き

D係長に話しかけることが出来なくなってしまったアルパパ。
営業さんから私に依頼されていた見積もりの提出期限が過ぎ、営業さんからD係長にクレームが入った。

D係長から呼び出しを受ける。

D係長「おい!●●商事の見積もりの件、どうなってんだ?!」
アルパパ「・・・・(無言)」
D係長「だまってたら分かんねえだろ!」

アルパパ「見積もりは出来ています。。」
D係長「は?じゃあなんで見せないんだよ?!」
アルパパ「D係長に上手く説明が出来る自信が無くて、寝かしてました」

D係長「意味わかんねー。それってつまり俺に指摘されるのが怖いから出さなかったってことだよな?馬鹿なのか?子供か?」
アルパパ「・・・・」

ここで大人げないが号泣。
嗚咽が会議室に響き渡る。
流石に心配したK主任がフォローに入る。

K主任「私も自分の仕事が忙しくてフォローできなかったです。申し訳ないです。」
D係長「こんなんじゃいつまでたってもKの仕事減らないよな!社会人として反省しろ!(と会議室を出ていく)」

会議室にK主任と泣き崩れるアルパパ。
しばらくの沈黙のあとK主任は口を開いた。

K主任「お前もU主任みたいになるぞ・・・うまいことやるんだよ・・頼むよ・・。」
アルパパ「正直、どうすればいいか分からないっす。。」
K主任「俺も話したくないよ。D係長面倒くさいし。授業も何回もやられてきた。信頼を得るまで頑張るしかない。」

アルパパ「その前に精神が崩壊します。もう辞めようかなと思ってます。」
K主任「じゃあ辞めれば?」
アルパパ「そうします」

なお、この後、転職をすることになる。
それ自体は後悔していない。
しかし、この一連の流れを誰かに相談しなかったことは後悔している。

言い訳として、上司・先輩含め皆忙しそうであり、外部にも相談できる人がいなかったというのはある。

ただ、この相談が出来ないという弱点、自分でどうにかしようとしてしまうという弱点により、今後の社会人生活で苦労することになるのであった。

この事件の後、すぐに転職サイトに応募した。
特に行きたい企業というのも無いし、他社でやっていけるかも自信も無かった。
ただ小規模でも設計や構築経験があったため、スカウトメールが頻繁に来た。
26歳という若さもあったかもしれない。

結果として社内SEやSES企業など50社ほど来ていたと思う。
その中でも会社口コミサイトなどで評判が良かったり、安定性を重視して大手企業あるいは大手企業の子会社である会社をピックアップして、面接に臨むことにした。(スカウトメールが来る時点で書類選考は通過している)

次回は転職活動について書こうと思う。

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