ある社労士が自分のブログで「社員をうつ病にする方法」という記事を書いた事が問題になっていますね。
今日の日本では問題社員がいても簡単にクビに出来なくて、手っ取り早くクビにしたいと思う管理者は絶対に存在します。
この社労士を擁護する気は全くありませんが、こんな日本の現状を知っており「正義の味方」のような気持ちでこの記事を書いてしまったのでしょうか。
問題社員でも簡単にクビに出来ない
アルパパも社会人9年目ですが「何でこの人クビにしないんだろう」と思う人を何人も見てきました。
・外出していることにしてパチンコに行く40代平社員
・作業していることにしてスマホゲームしている40代平社員
・出張していることにして釣りしている管理職
・接待していることにして経費でキャバクラに行く管理職
・打ち合わせしていることにして映画見ている管理職
・無断欠勤ばかりでいつも寝ている新人
上記のような人たちがいると周りの人達はやる気を無くし不満が蔓延します。当然わたしも不満だらけでした。なぜ会社はその実態を知りながら何も対策をしないのか?
あるとき、それを直属の上司に相談したら以下のような事を言われました。
「簡単にクビに出来るならとっくになっているよ」
会社は簡単にクビに出来ない。処分したくとも出来ない。そんな頭を抱える管理者を助けるために「社労士」が居るのかもしれませんね。
人なんて簡単に変わらないもん
本来であれば問題社員を更生させるための適切なアドバイスをするのが社労士でしょう。
しかし冒頭の社労士のブログにある「うつ病を発症させ退職に追い込む」というのはやり過ぎ・書き過ぎです。書き過ぎですが、多少強引にでも問題社員を辞めさせたいと思う管理者は絶対に存在します。
何故ならば人なんて簡単に変わらないからですよ。ご丁寧に問題社員に指導したところでどうなると思いますか?
改善しないですよ。
言い過ぎました。
改善する確率は低いですよ。
20代の若い子ならまだしも、30代・40代のいい年齢の人間が簡単に変わると思いますか?それを言ってしまったらお終いなのかもしれませんが、現実はそうです。
ダメ社員を抱える会社を助けるために法整備が必要だけど・・リスクもある
問題社員へ改善指導を行いそれでも改善しない場合は会社側にリスクなくクビに出来るような法を整備した方が絶対良いです。しかし逆に不当解雇となるケースが増え問題となる可能性もあるので、慎重に考えなければいけませんね。