パナソニック創業者の本から学んだリーダーの10の心得

rida

アルパパはインフラエンジニアなのですが現在4人チームのリーダーをしております。チームリーダーとしてはまだまだ未熟で上手くまとめる事が出来ていません。

※どんな状況かはこのページで軽く触れてます(´・ω・`)

そんな中「チームリーダー」ってどうあるべきか?リーダーの条件とは?心得とは?そういうことが分からなかったもので、参考になる本を探していたところ、この本に出会いました。

リーダーになる人に知っておいてほしいこと
松下 幸之助
PHP研究所
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誰の言う事でも1度は素直に聞く

hanashi

「●●よりも▲▲の方が良いと思います」

こうやって改善の意見をもらった時に、素直に考え、そして受け入れる基準はどこにあるのでしょうか?意見の内容でしょうか?言う人次第でしょうか?もちろんあるべき姿は意見の内容でしょう。良い意見や案は積極的に受け入れるべきである。そんなことは頭では分かっています。

しかし実際はどうでしょうか?例えば自分が信頼しない部下に言われた時に素直に話を聞きますか?アルパパの今現在の答えは「人を選ぶ」です。

立場が上とか下とか関係なしに信頼する人の意見ならば素直に聞きます。しかしそうでなければ「人」フィルターが働いてしまって意見の内容までちゃんと吟味しない気がします。

自分一人で色々な事を考えることに限界はあって、チーム員から素晴らしい意見が出る事もあるでしょう。それまでは誰も思い浮かばなかった素晴らしい案かもしれません。業務の効率化が出来るかもしれません。

そういう意見を自分の立ち回り一つで無かったことにしてしまうのは愚かなことです。勿体ないことです。なので「素直に意見を聞いてみる」これを心掛けたいですね。

相手の本質を知る

sagasu

相手を知ること。これがすごい大切。

知る対象がチームメンバーや部下であれば、知ることで能力や性格に見合った活躍が期待できる仕事を割り振ることが出来る。欠点を知ることでミスを未然に防ぐことができるでしょう。

知る対象が上司ならその上司が大切にすること、評価するポイントを知る事が出来る。結果的に無駄がない良い仕事をする事が出来るのはではないでしょうか。

このように相手を知ることで仕事・チームは上手く回ります。

間違えちゃいけないのは、1を知って10を知った気になることです。例えばアナタが嫌いなあの人のこと。あなたは全てを知っていますか?ある一部分だけみてその人の事を判断していませんか?

人には相性というものがあるので、合うタイプ・合わないタイプがいると思います。でも合わないタイプほど、もっとその人のことを知ろうとする方が良いのではないでしょうか?人間悪いところばかり目立ってしまって、その人の良いところが見えていないだけかもしれません。

自分を客観的に見て欠点を把握する

shiraberu

上の立場に行けば行くほど自分のことを客観的に評価する人は少なくなるのではないでしょうか?それは立場から来る自信、つまり自分に間違いは無いという思いからくるのだと思います。

でも人間は常に成長をする事ができる生物です。成長をする必要がないと思ってしまったらそれで終わり。客観的に自己を評価し、欠点が洗い出せたならそれを改善する事が出来るので、成長を続けることが出来ます。

自分にあてはめてみます。

使えない部下の不満ばかり言って自分自身の欠点を客観的に把握するという意識が薄い。自分なんてすごくない。えらくない。ただ4人チームのリーダーをやっているだけ。自分を客観的に評価しないのはオカシイ。

これではいかん。

これからは定期的に自己反省会を実施しようと思います。自分の短所を知って改善していくだけ。ここだけ聞くとそんな難しいことだと思えませんよね?でもこんな難しくないことをやれていない人は一杯いるのではないでしょうか?

自分をコントロール出来ない人は他人を使いこなせない

okori

チームメンバーに振り回されて、仕事に集中出来ない。我慢できずに怒り狂ってしまう。あ、これアルパパの事です(笑)

チームリーダーはチームの鏡です。リーダーが抱く感情はチームメンバーにも伝わります。チームの雰囲気に直結します。つまりアルパパがいつもイライラしていれば、みんなもイライラしてしまう。話しかけづらい状態になってしまう。チームとしてまとまらない状態に陥ります。

逆の立場でも経験したことがあります。

前の会社の上司は常にイライラしていました。なのでアルパパは常に顔色をうかがい、話すタイミングをうかがっていました。大切なことも言うタイミングを考えてしまう。結果、色々な失敗をしています。

それはアルパパ自身の問題でもありますが、上司にも問題はあると言えます。人間だからイライラすることもあるでしょう。でも仕事に支障をきたすのはダメです。

自分を制御できないというはつまり自分の事を自分で良く分かっていないということ。自分を制御できない人間は、他人を制御できるのでしょうか?

部下に教えるだけでなく1人の人間として付き合い、話し合い、学び合う姿勢を大切にする

nakayoshi

アルパパはどちらかというとフランクな組織が好きです。

というのもバイトや社会人の経験からいくつかの組織に所属したわけですが、仕事が上手く行ったと思えたのは上下関係なくフランクな組織に所属していた時です。

何故ならば上司と話しやすい、意見をしやすい状況だったからです。結果的に円滑な意思疎通が出来て、それが良い仕事に繋がっていったと思っています。

これは人によって意見が分かれるところだと思いますが、上下をきっちりする組織というのは「上の意見は絶対であり、下の意見はあんまり通らない」そういう所ありませんか?少なくともアルパパが過去に所属した組織はそうでした。

「俺の意見は絶対だ!お前の意見など聞く気も無いわ!」

こんな上司を持っている組織は嫌です。やりにくいです。ていうか辞めます

過去にいました。自分絶対主義の上司。人の意見を聞かない。なぜならば自分の考えることが唯一無二の正解だから。それで成功している人もいるのでしょうがアルパパは嫌いです。

そして今、自分が組織をまとめる立場となりどちらを選択するのか判断を迫られている。そんな中でアルパパは過去の経験から「フランク」な状況を作りたいと思っています。意思疎通がしやすい雰囲気、そしてお互いに学び合う姿勢。これらを大切にしていきたいですね。

100%納得出来ないことも適当なところで結論を出す

keturon

結論を決められないことってありますよね。

アルパパが結論を導き出せない事。それは「部下(チームメンバー)とは友達感覚でいるべきか?」ですね。

別項で挙げたとおりアルパパはフランクな雰囲気が大好きです。何故ならば今まで良いと思った職場や組織は全て雰囲気がフランクだったからです。仕事も捗りました。

なので今のチームメンバーへは友達感覚で接しています。あまり上下関係を意識せずフランクに話し合える雰囲気を大切にしています。

しかしこの友達感覚で接するやりかたは正解だと自信を持って言えるのか?答えは「No」です。何故ならば友達感覚は時に「気の緩み」を生むからです。気の緩みからミスの誘発や仕事への緊張感の欠如を生みます。

だったら「友達感覚」はやめた方がよいのか?考えて考えて考えても結論は一生出ないかもしれません。ならば結論付けてしまいましょう。この「友達感覚」はチームを上手くまわす上で正解だと。

このように結論が出ないことも自分なりの結論を出してしまう。その上で行動してみる事が大切です。時間は有限です。

指導者は心配するために存在する。それが運命である。

shidousya

アルパパが4人チームのリーダーを初めてやってみて最も感じていること。それは「毎日不安」だという事です。毎日このプロジェクトがこのチームメンバーで上手くやっていけるのか?またトラブルが起きるんじゃないのか?毎日ビクビクしています。

そしてそれを異常なことだと思っていました。上手く機能しているチームならそんな風にリーダーは思わないんだろうなと。

しかしこの本の中に「社長は心配するために存在する。それを生きがいに出来ないのであれば向いていない」という一文を発見しました。

目からうろこでした。指導者って心配するもんなんだと。それでいいんだと。そして「それを生きがいに感じることが良いことだ」とまで書いてありました。この一言に救われました

この心配を払拭しようとする動きが結果的に良いチームを作ることに繋がると。そして自分の成長に繋がっていく。そう教えて貰ったようでした。自分を肯定してもらったようで嬉しくて嬉しくて

心配はリーダーの仕事

この言葉を胸にまだまだ頑張ります。

迷う事は大切。でも迷うべきことなのかはちゃんと見極めろ。

mayouhito

迷えば迷うほどその迷いが解消した時に得るものは大きくなります。迷うという事は物事を真剣に考え良い選択をしようとしている証拠です。迷うことは恥じることではありません。

この言葉を自分に言い聞かせて、今アルパパが悩んでいる「チームを上手くまとめられない」という悩みすらもプラスに考える事が出来ます。

しかし「本当に悩むべき問題なのか?」ということを見極めることは大切です。悩む時間は悩むべき問題にこそ時間を割くべきです。

好きになれない人・欠点がある人でも活きるように考えるべきである。

kirai

どうしても好きになれない部下。評価できないチームメンバー。居ますよね。使えないならどうします?わざと仕事を与えないで退職してもらいますか?そんな簡単にいかないですよね。

その人に努力して変わってもらうことも必要です。しかしその人が変わる事だけが正解でしょうか?適材適所という言葉があるようにその人が活きる場所・仕事を考えることが重要です。

そのメンバーにとって自分が役に立っているという満足感を持ってもらう。そしてチームの一員として実際に役に立ってもらうことで「Win-Win」の状態になるのです。「あいつが使えないからー」とか言う暇があったらその人に変わってもらう努力をするか、その人が活きるような仕事を考えてあげる。そういう事が必要です。

人間としての基本的なことを大切にする。

aisatu

そもそも人間としての基本的な事が出来ていないと、リーダーを名乗る資格などないのでは?

例えば挨拶。

朝出社したら「おはようございます。」
お客様にお会いしたら「いつもお世話になっております。」
帰るときは「お先に失礼します。」

あとは感謝や謝罪の言葉。

電話を取り次いでもらったら「ありがとうございます」
ミスをしたら「申し訳ありませんでした」
重大なミスを犯したら「ご迷惑をおかけいたしました」

仕事上の連絡もそう。

何かの期限(資料とか)が間に合いそうもないときにちゃんと遅れる旨を連絡し交渉すること。重要な事項についてメールを送った後に電話して確認すること。分からないことを分からないままにしない。確認する。

人間というか仕事上の「当たり前」のこと出来ているのか?

アルパパは出来ていると思っていますが「本当に?」って疑う事が重要だと思います。客観的に見直してみます。そしてそんな基本的なことを人に教えるのなら自分が出来ていなければいけません。初心に返りましょう。

最後に

ものすごい長文となってしまいましたが、いかがだったでしょうか?

何かプラスになりましたか?

リーダーは気苦労が多いと思いますが、アルパパも頑張っていきます。一緒に頑張りましょう。

本書はリーダーにこれからなる予定の人やリーダーをやりながら悩みがある人にぜひ読んでほしいですね。

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