どうもっ。
現役アラサーネットワークエンジニアのアルパパです!
今回は業務用ルーター「ヤマハ ギガアクセスVPNルーター RTX810」について現役ネットワークエンジニアの視点で紹介していきますよ。
目次
ヤマハ ギガアクセスVPNルーター RTX810
基本性能
スループット:最大1Gbps
IPsecスループット:最大200Mbps
PPPoE:5セッション
VPN:6対地
NAT:10,000
ファイアーウォール:10,000セッション
希望小売価格:72,000円で販売しているこのルーターですが、値段相応のスペックだと感じます。
小規模な会社のインターネット用ルーターや拠点間VPNルーターとしては、十分使えるルーターですね。
さすがに数百人規模が利用するインターネットルーターやVPNルーターとしてはスペック不足だと思いますのでオススメしません。
インターフェース仕様
LANポート:1ポート(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T、ストレート/クロス自動判別)※LANポートは4ポートL2スイッチ
WANポート:1ポート(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T、ストレート/クロス自動判別機能)
LANポートは4ポートのスイッチングハブがついています。
さらにVLAN(ポートベースVLAN、タグVLAN)に対応していますので、インターフェース(ポート)が足りないということは無いかと。
回線接続について
対応回線およびサービス網
・FTTH
・ADSL
・CATV
・ATM回線
・IP-VPN網
・広域イーサネット網
・フレッツサービス
・データコネクト
・IPv6 PPPoE/IPoE
・携帯電話網
基本的なインターネット接続サービスなどには対応してるようです。
あとはISDNの後継となるであろうNTT東西の「データコネクト」にも対応してますね。
※データコネクトについては別ページで記事を書いています。
終了するISDNの後継候補「NTTデータコネクト」について調べてみた
携帯電話網についてですが、本体のUSBポートに対応したUSB端末を接続することで携帯電話網を利用したワイヤレスWANが利用できます。
山間部などの物理回線(FTTH(光)、ADSLなど)を敷設できないような場所だったり、イベント会場などで一時的にしか利用しない回線が必要だったりするときにこのワイヤレスWANが有効活用できます。
このワイヤレスWANにも対応しているので「さすが業務用ルーター!」と言いたくなりますね。
※対応機種などの情報は以下に詳しく載っています。
モバイルインターネット接続機能
外部メモリ対応
microSDとかUSBメモリを接続できます。これに設定などを保存しておくことが出来るんです。
これ、ネットワークエンジニアなら分かると思うんですけどスゴイ便利なんですよね。
例えば、、
現在の設定を外部メモリに保存しておきます。
↓
んでルーターが壊れます。
↓
代替品のルーターを手配します。
↓
外部メモリを代替品のルーターに接続し、設定を読み込み!
↓
復旧!
「そんなこと誰でも容易に思いつくじゃん?」って思ったそこのアナタ。
昔のルーターにはこんな機能はなかったの!!
これでCEさん(機器の復旧をしてくれる保守員さん)がどれだけ楽になることか・・
大変よろしい機能です。
L2TP/IPsecによるVPN接続(スマートフォン連携)
お持ちのスマートフォンなどからVPN接続が出来ます。
「VPN接続」って言葉を知っていると思うので詳しくは割愛しますが、安全に自宅や会社のネットワーク環境にアクセスすることが出来る機能のことです。
現在販売されているスマートフォンでは基本的にこのVPNには対応しておりますので、このルーターを導入すれば、あとは設定して接続するだけですね。
しかし会社設置のルーターに接続する場合はセキュリティを考える必要がありますので特に注意してください。
まとめ
業務用ルーター「ヤマハ ギガアクセスVPNルーター RTX810」の紹介をしました。
小規模な企業さんが利用するインターネットルーターとして
拠点間VPNルーターとしては十分に利用できるルーターだと思います。
アマゾンでも売っているので気軽に買うことが出来るのも魅力ですね。
なおアマゾンでは希望小売価格72,000円のこのルーターが42,000円※で売っています。
(※2016年12月10日現在)
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