【自伝】インフラエンジニアが転職を決意するまで|13.新しい環境へ

アルパパの転職体験談です。

ブラック会社へ新卒で入社し、転職を決意し無事に「脱出」するまで何があり、何を考えたのかを書いています。

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新しい環境へ

大手システムインテグレータであるA社へ出向するように命じられたアルパパ。

A社出向チームであるO主任の元へ今後の仕事についての説明を受けに東京にあるオフィスへ行くことになった。

東京駅から徒歩5分ほどの所にある30階建ての高層ビル。

このビルの5階にO主任がいるA社のフロアがある。

ビルの入り口に入った途端、とても驚いた。

ホテルのロビーのような作りになっており、つい先日までいた自社建物との違いに圧倒された。

「ここで働くのか・・すごいな」

エレベーターで5階へ行く。

事前に聞いていたO主任の携帯電話の番号に電話した。

O主任「アルパパくん?待っててー今行くよー」

悪の科学者のような風貌のO主任が迎えに来てくれた。

O主任のカードでオフィスの中に入り、会議室に通された。

早々にO主任から話があった。

O主任「改めて、今日からアルパパ君の面倒を見る O です。よろしく!」

アルパパ「宜しくおねがいします。」

O主任「んでは早速、これから参画してもらうプロジェクトの概要を話すね」

30分ぐらいでプロジェクトの概要を話してくれた。

端的にまとめるとこんな感じだ。

大手製造業であるJ社。

全国に広がる8つの工場にある内部ネットワーク機器のリプレース(機器交換)案件である。

現地で稼働中の機器を最新機種へと交換する内容だ。

さらに各工場のネットワーク構成の一部を見直すことで、より障害に強い構成にするという構成変更も含まれる。

なお機器は全てCisco製のネットワーク機器。

社内に居たら出来ない規模の仕事であった。

プロジェクトの期間は1年間。

基本設計⇒詳細設計⇒構築と進んでいく。

O主任「設計はO主任とアルパパくんの二人でやるよ」

え?設計なぞしたことないぞ?!

社内に居るときにしていた仕事はほぼ構築だった。設計など出来るのだろうか。

アルパパ「設計とかしたことないんですけど大丈夫でしょうか?」

O主任「そんなに難しい設計させないし、インターネットでいくらでも情報がある内容だから大丈夫だよ」

経験を持ち合わせていない「設計」を担当することになり不安は隠せなかった。

しかしそれ以上に新しいことが出来る喜びが大きかった。

先日のU主任との打ち合わせの時に抱いた不安な気持ちは軽減していた。

何故だろう。

O主任の下に居れば仕事を楽しんで出来そうな気がする。

今のところはあくまで「気がする」だけだが・・

この予感は的中することになる。

そしてO主任の下での仕事が始まった。

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