【自伝】インフラエンジニアが転職を決意するまで|12.意外な進路 A社出向

アルパパの転職体験談です。

ブラック会社へ新卒で入社し、転職を決意し無事に「脱出」するまで何があり、何を考えたのかを書いています。

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意外な進路 A社出向

この会社を辞めようと決意してから2週間ぐらい経過しただろうか。

ある日、U主任に会議室に呼び出された。

クビか他部署に異動になる話だな・・

これだけの状況になったので、このチームにこのまま席がある訳はないだろう。

ならこの場で会社を辞めることを本気で伝えてやる。

席に二人とも着いて、U主任がすぐに口を開いた。

U主任「A社へ出向してもらう」

アルパパ「え・・・?」

想像もしていないことを言われた。

うちの会社は大手システムインテグレーターであるA 社と取引があり、A 社出向チームがある。(以後Aチームと呼ぶ)

Aチームは同じ部内の組織なので、どのような業務か?どんな人が居るのかは聞いていた。

業務としてはA社に出向し、A社と共にエンドユーザー(ネームバリューのあるユーザーが多い)のネットワーク案件の対応をする。

社内にいるよりも大きな仕事が出来ると聞いていた。

そして30代前半のチームリーダ(O 主任)を筆頭に総員3人からなるチームだと聞いている。

ちなみにどういう目的でアルパパをA社に出向させるつもりなのかはよく分からない。

社内でお荷物状態であるこの俺に刺激を与えようとしたのか、技術的にレベルアップさせたかったのか、邪魔だからとりあえず追いやったのか。

アルパパ「・・・・」

沈黙するアルパパに対して、U主任が問いかける。

U主任「まさか行きたくないなんて言わないよな?」

・・・

・・・

・・・1つの心配事があった。

ウワサではAチームは激務だと聞いていた。

なぜ激務なのか詳しいことは知らないが

「大手エンドユーザーの仕事をしている以上、必然的に激務になる」という想像をしていた。

その先入観があり、喜んで「行きます!」と言えなかった。

さらに追い打ちをかけるようにD君のことが頭をよぎる。

仕事が出来ることで仕事を一杯振られて激務となり、退職をすることになってしまった彼のことを思い出した。

Aチームに行って仕事が出来るようになったら、彼と同じ状態になってしまうのではないか。

今思えば、完全な取り越し苦労だ。

しかしこの時、ある種の開き直りが出来たのだ。

一度、辞めることを考えたのだ。仮にAチームでの業務が激務だったとしたら辞めれば良いと。

このように考えたことで、いつでも逃げられると思えた。

とりあえずやってみよう。

アルパパ「A社へ出向いきます」

この時、A社へ出向せず退職をしていたら今の自分は無かったかもしれない。

そして一週間後、O主任がいるA社オフィスへ行くことになる。

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