Linux1年生のアルパパです。
最近、linuxでネットワーク絡みのコマンドは使う事が多々ありますが、慣れ親しんだwindowsと違いlinux用のコマンドは中々覚えられないアルパパです・・
そんな訳で今回は良く使っているLinuxのネットワーク系コマンドをまとめてみました。
なお、記載している全てのコマンドは「CentOS6.5」で実行し動作しています。
目次
設定確認コマンド
▼hostsファイルを参照する
【コマンド】less /etc/hosts
【表示例】192.168.255.1 rpapaweb.com
【意味】rpapaweb.comのIPは192.168.255.1と定義されている事になる。
▼名前解決の順番を確認する
【コマンド】less /etc/nsswitch.conf | grep ^hosts: ※nsswitch.conf内の[hosts:]に書かれている値をダイレクトで見る為、 [| grep ^hosts:]を指定しています。
【表示例】hosts: files dns
【意味】最初にhostsファイルを参照して、その後にdnsサーバへ問い合わせを行う。
▼設定されたDNSサーバを確認する
【コマンド】less /etc/resolv.conf
【表示例】nameserver 8.8.8.8
【意味】DNSサーバとして8.8.8.8を設定している。
▼設定されたデフォルトゲートウェイの設定を確認する
【コマンド】less /etc/sysconfig/network
▼IPアドレスの設定を確認する
【コマンド】ip addr show
【表示例】 2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP qlen 1000
link/ether <MACアドレス> brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
inet <IPv4アドレス/サブネットマスク> brd <ブロードキャストアドレス> scope global eth0
inet6 <IPv6アドレス/サブネットマスク> scope link
valid_lft forever preferred_lft forever
調査コマンド
▼対象IPへの疎通を確認する
【コマンド】ping 8.8.8.8 ※ctrl + cでpingが止まります。
【表示例】 PING 8.8.8.8 (8.8.8.8) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=1 ttl=52 time=4.32 ms
^C
— 8.8.8.8 ping statistics —
1 packets transmitted, 1 received, 0% packet loss, time 501ms
rtt min/avg/max/mdev = 4.323/4.323/4.323/0.000 ms
【意味】8.8.8.8へpingを1回打ち成功した。
▼対象IPへの経路を確認する
【コマンド】traceroute -n 8.8.8.8
【表示例】traceroute to 8.8.8.8 (8.8.8.8), 30 hops max, 60 byte packets
1 192.168.31.254 1.512 ms 1.503 ms 2.546 ms
2 10.243.96.1 3.613 ms 3.705 ms 4.997 ms
~長いので省略~
12 209.85.255.237 6.714 ms 6.551 ms 209.85.255.59 6.056 ms
13 8.8.8.8 5.816 ms 6.535 ms 6.729 ms
【意味】8.8.8.8までの通信経路を確認する。-nを付ける事でIPアドレス毎に名前解決をせず結果の表示が早い
▼対象ホストの名前解決結果を表示する
【コマンド】host rpapaweb.com
【表示例】rpapaweb.com has address 219.94.163.63
【意味】rpapaweb.comのIPアドレスは219.94.163.63
▼ネットワークの接続状況を確認する
【コマンド】netstat -an
【表示例】
【意味】tcp22番ポートで接続待ち(LISTEN)している。
-nでIPアドレス毎に名前解決をしない。
-aで全ての接続を表示。
▼ルーティングテーブルを表示する
【コマンド】route -n
【表示例】0.0.0.0 192.168.255.254 0.0.0.0 UG 0 0 0 eth0
【意味】デフォルトゲートウェイを192.168.255.254へ向ける
▼ドメイン名の詳細を調べる
【コマンド】dig rpapaweb.com
【表示例】 ;; AUTHORITY SECTION: rpapaweb.com. 1202 IN NS ns2.dns.ne.jp.
【意味】rpapaweb.comのDNSはns2.dns.ne.jp
▼自ホスト名の表示
【コマンド】hostname
【表示例】rpapaSV
【意味】本機器のホスト名は「rpapaSV」
▼パケットキャプチャを実施する
まとめ
今回は良く使うコマンドをまとめさせて頂きました。
新たに追加した方が良さそうなコマンドがありましたら更新しますね。
このページが皆さんのお役に立てたらうれしいです!
Linux資格のLPIC1に関するページ
アルパパも取得したLinuxの資格である「LPIC Level1」に関する記事です。アルパパはネットワークエンジニアですがLPIC Level1が大変重宝してますよ。
ネットワークエンジニアがLinux資格のLPICレベル1を取得するメリットを4つ紹介しよう