APアイソレーションとは?意味を理解して必要に応じて有効/無効にしよう

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今回は、APアイソレーションについて書いていきたいと思います。

APアイソレーションは呼び方が色々あり、正直ややこしいです

セキュリティを高めるために大変良い機能ですが、Chromecastなどではこの機能によって接続トラブルが起きているようです。

APアイソレーションの機能を正しく理解して利用してみて下さい。

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APアイソレーションとは?

APアイソレーションとは無線LANに接続された機器同士で通信をさせないようにする機能の事です。

APアイソレーションを使うメリットは?

手軽に端末間の通信制限が出来る事だと思います。

例えばホテルで提供しているWi-Fiがあるとします。
このWi-fiでは一つのSSID(アクセスポイントの識別名)のみ有効になっていて、利用者全員が同じ無線ネットワーク上に存在するとしましょう。

このままでは他人の端末へのアクセスルートが存在する事になりますのでアクセスを遮断する対策が必要です。
しかし利用者毎にSSIDを分ける事やネットワークを分ける事は、設備費用が膨大に掛かる事から導入が容易ではないでしょう。

ここで無線アクセスポイント側でAPアイソレーションを有効にすれば、追加設備などは必要なく、手軽に端末間の通信制御が出来ます。

このように不特定多数の利用者にWi-Fiを提供する場合は必須の機能と言えますね。

接続失敗の原因になるので、必要に応じて無効に

APアイソレーションが有効になっている事でWi-Fi上の機器同士で通信をする事が出来ないというトラブルがあるようです。
(例えばテレビの大画面にスマホやパソコンの画面を転送できる「ChromeCast」ではAPアイソレーションが有効になっていると上手く接続できないようです。こちらで詳しく紹介しています。)

自宅で使うWi-Fiでは機器同士の通信を制限する必要も特に無いと思いますので無効にしても良いと思います。

呼び方が色々ある?!

APアイソレーションは無線アクセスポイントのメーカー毎にこの機能の呼び方が違うようです。

別称としては以下のようなものがあります。

・プライバシーセパレーター
・クライアントアイソレーション
・AP隔離
・SSIDセパレータ
・ネットワーク分離

実際に無線アクセスポイントを設定する際は、上記に当てはまるような名前が無いか注意深く見てくださいね。

最後に

APアイソレーションはセキュリティを高める機能ですが、逆にその機能によって接続トラブルも起きているようです。
皆様の環境に合わせて設定を調整してみて下さい。

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