良く寝る新人君がいる。
最初はやる事を与えていないので寝てしまうのだろうと思い、仕事を振っているのだが、
立ちながら寝てしまったりする。当然、何かの病気だと思ったので病院で検査をしてもらうと特に何の病気でもないと判明する。
残念なのは、居眠りというのは事情をまったく知らない人からすると非常に印象が悪いことだ。
おかげで他部署の人間によく「なんだあの新人は」とツッコミを受ける。
もう一つ問題がある。それは彼は朝起きられない事が多いから、始業時間になっても連絡が無く来ないことがある。
携帯電話に電話すると「今起きました」と言う。
客先での作業時にこれをやってしまったことがあり、大問題となった。
当然許される事ではない。
会社は診断書でも持ってこない限り特別扱いが出来ないのである。
彼は彼なりに努力をしているのかもしれないが、会社は事実・結果で見てしまう。
彼は、時間に縛られない仕事をするしかないのだろうか。
私も最近、仕事が落ち着いてきたこともあるのか、昼食後はウトウトしてしまう。
眠気覚ましにオフィスの最上階にある売店まで歩いてコーヒーを買って戻ってくる。
これをやる事でかなり眠気は軽減できる。彼はこんな簡単に軽減できないのだろう。
助けてあげたい気持ちもあるのだが、最終的には自分自身で切り開いていくしかない。
彼がこの事に関して開き直りのような態度をとっていると感じる事がある。
まだ20代前半なのにそんな心持で良いのか?
この件に関して一方的に叱る事も出来ないのである。
非常に複雑な問題である。
どうか治るように願っている。