【自伝】インフラエンジニアが転職を決意するまで|04.楽しい課題と初の現場がトラブル中?!

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楽しい課題と初の現場がトラブル中?!

相変わらずやる気のないアルパパであったが、入社4カ月目ぐらいで少し面白いと思える事ををしていた。

それは先輩から出される「ある課題」をクリアする事である。

その課題とは、あるネットワーク構成や要件を満たすために事務所にある評価用のネットワーク機器を組み合わせて、それを作る事である。

今までの特に頭を使う事もない書類の作成などの単純作業と違い、素直に楽しいと感じれるものであった。

不明点はマニュアルを見たり、インターネットで調べたり、先輩に聞いたりして課題をクリアしていった。

時間の経過が今までとは違い、あっという間に感じられた。それほど没頭していたように思う。

インフラ屋さんなら経験あるかもしれないが「Ping」が疎通した時の感動とか、冗長構成を組んで障害を起こした後、通信が自動で復旧する事とかそういった事が嬉しくて楽しかった。

これは「業務」ではなく「研修」に近いのでまだまだチームに貢献が出来ている事にはならない。

しかし、この時の「楽しい」という感覚があったからこの後も仕事を続けられたし、今日までインフラ屋をやれているのかもしれない。(他にもあるが、それは後ほど)

そんな「課題」をクリアしつつ入社半年が経ったころだろうか。いつもと変わらない平日の午前中。出社するとチーム内が騒がしい。

アルパパは空気が読めないので気にせず課題の続きをやっていた。D係長とU主任がなんだか話をしている。

どうやら前日に対応した案件でトラブルが起きているらしく、現場に誰か行かせないとラチが明かない状況らしい。

まあアルパパは現場に行ったところで何も出来ないし、行かされる事は無いだろうと考えていた。

そんなことを考えていたら、U主任がこちらに近づいてくる。

まさか・・・

U主任「今日、午後からお客さん所に行ってきて。一人で。」

アルパパ「え・・・行っても私何も出来ないかと・・」

U主任「電話でフォローするから行ってきて!」

渋々、了承するアルパパであった。本音は非常に行きたくなかった。

状況としては、前日にとあるお客さんの事業所移転があったのだが、朝から一部のパソコンが使えないというので行ってほしいとの事。

電話でお客さんと話しながら原因究明しようとしたが、結果的に出来なかったらしい。

なんせ初めての現場である。何故初めての現場がトラブル対応なのか。

お客さんは私が直してくれる事を期待している?
こちらのせいだと思われているので怒っている?
でも、俺行ったところで解決できないよ?

色々な事を考えてしまって頭がパンクしそうだった。

重い足取りでお客さんの事業所へ向かうアルパパであった。

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