【自伝】インフラエンジニアが転職を決意するまで|03.社内ニートが二人

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社内ニートが二人

部署異動の願いも受けてもらえず、やる気を無くしてしまったアルパパ。

1年目の仕事は単純な事務作業が多い。

様々な申込書・解約書の作成や、スキャナーで紙を電子データにしたり、書類の整理整頓をしたり。

新人だから当たり前なのだが、部署異動が出来なかったこともあってやる気が微塵もなかった。表面上は出さないように努めていたがきっとチームの人に伝わったであろう。

単純な事務作業を覚えたところでこのチームに居る限り、興味の無いインフラ構築の仕事をやる事になる。ステップアップしていった先に待っているの興味の無い仕事。

部署異動するにも出来ない。させてもらえない。

D係長が言うように資格を取ればよいのか?

いや、資格を取る暇があったら一刻も早く部署異動してやりたい仕事をしたい。

でも現実的にそれは叶わない。続けていれば面白くなるか?

毎日色々考えたが、方向性を決めきれずにズルズルと月日が流れていく。

毎朝、始業時間の30分前には出社するようにしていたのが気付けば5分前に到着するようになった。

上司から見ればやる気の無い奴には仕事は与えたくない。最もな意見だろう。

自分から仕事を貰う事もしなかったのでアルパパは「暇」だった。いわゆる社内ニートであった。

当時、暇なのはこのチームに仕事が無く本当に暇だからと思っていた。私以外にも社内ニートが居たのだ。派遣のKさんである。

30歳ぐらいの男性なのだが、基本的に事務仕事しかしない。私とやる事が変わらない。

席が隣なのだが、さりげなくディスプレイを見ると野球のWebサイトをいつも見ている。

「この派遣さんも暇なぐらい仕事が無いんだろう」そう思っていたが、大きな間違いであった。

後程判明した話ではあるが、このKさんは難癖があった。

先輩に聞いた話では、仕事をお願いすると「何でそんな事しなきゃいけないんですか?無駄ですよね?」などと指摘をしてくるので、仕事をお願いしたくないとのこと。

ならばクビにすれば良いのだが、大人の事情で簡単に出来ないらしい。

社内ニートを二人も抱えるこのチームであったが、その他メンバーにより何とか回っていたように思う。

今思えば、もっとやる気を出して貢献をすれば良かったなと思っている。

どんな仕事であれ無駄になる事は無く、何でも糧になる事を「今」は知っているからだ。

求められている動きを知り、自分が出来る事は何かを考え、分からない事はどんどん聞いてみる。

過去の自分に教えてやりたい。

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