【自伝】インフラエンジニアが転職を決意するまで|05.トラブル解析と復旧

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トラブル解析と復旧

入社して始めての現場がトラブル真っ最中の現場となってしまったアルパパは、電車を乗り継ぎお客様の事業所へ到着した。

事業所の扉を開けた目の前に女性が居た。当然挨拶をする必要がある。しかし初めての現場であること、1人であることなどから頭が真っ白になってしまった。

アルパパ「あ・・・・。」

女性「いらっしゃいませ・・。」

(挨拶だ。挨拶しなきゃ。)

アルパパ「〇〇〇のア、アル△Σδ♪でぇず・・。」

アルパパ「た、担当のた、たなかさんnいらっしゃいますか。」

女性「・・・・こちらです。」

確実に変な人だ思われた。

奥の方に行くと今回の担当である田中さんがいらっしゃった。挨拶もそこそこに今回の問題となっている事を聞いてみる。

どうやら事務所移転前で利用出来ていた「とあるパソコン」が新事務所に持ってきて使えないとのこと。

アルパパ「そうなんですか・・」

それを使えるようにしてほしいとの事であったが、そのためには繋がらない原因を判明させなければいけない。

とりあえずU主任に電話する。

アルパパ「パソコンが使えないようです。前は使えていたようです。」

U主任「全てのパソコンは昨日動作確認をしているはずだから、使えないはずはないんだよな。」

U主任「とりあえず、そのパソコンを立ち上げてPing打ってみ。」

「Ping」なら自社の課題で使ったことがあるのでとりあえずやれそうだ。そのパソコンからU主任が言うIPアドレスへPingを実行してみる。

画面にはタイムアウトの文字・・・

U主任「IPアドレスが正しく設定されているか見てみて。」

Windowsだとコマンドプロンプト上で「ipconfig」を入力することで設定されているIPを表示する事ができる。そこで表示されたIPアドレスを先輩に伝える。

アルパパ「172.16.XX.YYです。」

U主任「・・・それ前のIPだな。」

アルパパ「どういうことですか?」

U主任「今回事業所移転のタイミングでIPアドレスを変更したんだよ。正しいIPアドレスは「172.17.XX.YY」のはずだよ。」

U主任「IP変更してみて。」

指示通りIPアドレスを変更してみる。

変更後、同じようにPingを実行すると無事疎通しているメッセージが。

続けてインターネットの接続も実行し、問題なく接続出来る事を確認できた。

U主任「何でIP変わっていないんだろうね。このパソコン昨日あったのかな?ちょっと聞いてみて。」

アルパパは障害復旧の報告と昨日の作業時点でのパソコンの状況を聞くために田中さんのもとへ向かった。

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