アルパパの転職体験談です。
ブラック会社へ新卒で入社し、転職を決意し無事に「脱出」するまで何があり、何を考えたのかを書いています。
意外な進路 A社出向
この会社を辞めようと決意してから2週間ぐらい経過しただろうか。
ある日、U主任に会議室に呼び出された。
クビか他部署に異動になる話だな・・
これだけの状況になったので、このチームにこのまま席がある訳はないだろう。
ならこの場で会社を辞めることを本気で伝えてやる。
席に二人とも着いて、U主任がすぐに口を開いた。
U主任「A社へ出向してもらう」
アルパパ「え・・・?」
想像もしていないことを言われた。
うちの会社は大手システムインテグレーターであるA 社と取引があり、A 社出向チームがある。(以後Aチームと呼ぶ)
Aチームは同じ部内の組織なので、どのような業務か?どんな人が居るのかは聞いていた。
業務としてはA社に出向し、A社と共にエンドユーザー(ネームバリューのあるユーザーが多い)のネットワーク案件の対応をする。
社内にいるよりも大きな仕事が出来ると聞いていた。
そして30代前半のチームリーダ(O 主任)を筆頭に総員3人からなるチームだと聞いている。
ちなみにどういう目的でアルパパをA社に出向させるつもりなのかはよく分からない。
社内でお荷物状態であるこの俺に刺激を与えようとしたのか、技術的にレベルアップさせたかったのか、邪魔だからとりあえず追いやったのか。
アルパパ「・・・・」
沈黙するアルパパに対して、U主任が問いかける。
U主任「まさか行きたくないなんて言わないよな?」
・・・
・・・
・・・1つの心配事があった。
ウワサではAチームは激務だと聞いていた。
なぜ激務なのか詳しいことは知らないが
「大手エンドユーザーの仕事をしている以上、必然的に激務になる」という想像をしていた。
その先入観があり、喜んで「行きます!」と言えなかった。
さらに追い打ちをかけるようにD君のことが頭をよぎる。
仕事が出来ることで仕事を一杯振られて激務となり、退職をすることになってしまった彼のことを思い出した。
Aチームに行って仕事が出来るようになったら、彼と同じ状態になってしまうのではないか。
今思えば、完全な取り越し苦労だ。
しかしこの時、ある種の開き直りが出来たのだ。
一度、辞めることを考えたのだ。仮にAチームでの業務が激務だったとしたら辞めれば良いと。
このように考えたことで、いつでも逃げられると思えた。
とりあえずやってみよう。
アルパパ「A社へ出向いきます」
この時、A社へ出向せず退職をしていたら今の自分は無かったかもしれない。
そして一週間後、O主任がいるA社オフィスへ行くことになる。
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