【自伝】インフラエンジニアが転職を決意するまで|17.終わりの始まりと言うのかもしれない

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終わりの始まりと言うのかもしれない

自社の社内チームへ戻ることになったアルパパ。

久しぶりの自社への出社。

相変わらずな社内チームの面々がいた。

「おう。久しぶりだな。」

U主任から声を掛けられた。

アルパパ「お、おひさしぶりです」

ぎこちない返事をする。

U主任「A社で学んできたんだから、さぞや仕事出来るようになったんだろ?」

アルパパ「まだまだですが、前よりは出来るようになったかと」

U主任「そうか。早速やってほしい案件の話を後でするから宜しくなー」

アルパパ「は、はいっ・・」

ダメだ。やっぱりU主任は苦手だ。

A社に出向している前から苦手だったが、数年経過した今も変わらないや。

またこの人の下で仕事をするのか・・

前の「了解しました」事件などがあり、アルパパはU主任が苦手だ。

苦手というかこの人についていきたくないとさえ思っている。

あの時は1年目だったから何にも言わなかったけど。

今はブチギレちゃうかもしれない。

久しぶりの自社。久しぶりの自席。

メールで周知された次の案件の概要資料を読んでいたときに感じることがあった。

それは重苦しい空気だ。出来ればすぐにでもこの場を離れたいというような。

数年前、自社に居た時には慣れてしまったので感じることも無くなっていたこの空気。

もっとも重い空気を発しているのは・・・K主任だ。

溜息の回数が半端ない。

アルパパとはA社出向の際に入れ替わりのような形で自社へ戻ってきた人なので、どんな人か分からないが、とりあえず疲れていて余裕が無さそうだ。

とても話しかけられる雰囲気ではない。

今、社内にいるのは

D係長、U主任、S先輩、そしてアルパパがA社出向する直前に自社へ戻ってきたK主任だ。
(派遣のKさんは契約切れで去ってしまった)

聞こえてくるのは溜息とマウスのクリック音。そしてキーボードのタイプ音。

そして全員に共通して言えるのはみんな目が死んでいるということ。

死んだ魚の目をして~という表現があるが、まさにそれ。

目の前の膨大な仕事をこなすことでいっぱいいっぱいで疲れている。

みんな夜遅くまで残業しているのであろう。

ということはアルパパも必然的に夜遅くまで残業するハメになるのではないか・・。

よくよくK主任を見てみると、足元に転がっている寝袋のようなものが・・

気になってしょうがない。徹夜をどれぐらいしているのか?

何故徹夜しなきゃいけないのか?聞きたいけど聞けるわけがない・・

大丈夫なのか俺は。

この環境でやっていけるのか?

そんな感じで社内での仕事が久しぶりに始まった。

アルパパが壊れて転職するのはここから5年後の話である。

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