【自伝】インフラエンジニアが転職を決意するまで|20.長い沈黙の末の反省文

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長い沈黙の末の反省文

U主任はD係長から退職を強要された。職場の雰囲気は最悪である。

U主任とD係長は前からこのような状況だったかというとそんな事はない。

二人は大の釣り好きで、休日にも一緒に釣りに頻繁に行っていたようだ。

仕事中でも大好きな釣りの話を二人でしているのも聞いたことがある。

それほど仲は良かったのである。

それから時は経ち、D係長からクビを宣告される羽目になったU主任。

何故こうなった?

あの仲が良かった二人が何故?

この状況に戸惑いながらも仕事を続けるアルパパであった。

それから2週間ぐらい経っただろうか?

それとなくU主任に聞いてみた。

アルパパ「このままでいいんですか?」

今思えばよくこのような事が聞けたと思うのだが、面白半分、心配半分で聞いたような記憶がある。

U主任の返事はこうだった。

U主任「俺はもう一回この組織でやらせてもらえるように、謝罪の言葉をまとめている最中だ」

なんとこの組織で心機一転やり直したいようだ。

そこまでしがみつきたいのか。クビと言われたのに。

正直そこまでの価値がある会社ではない。

自分なら確実に部署移動なり、転職しているだろう。

その日の夜、D係長あてにU主任からメールが送られた。

ちなみにBCCにアルパパも入っていた。

こんな内容だったと思う。

U主任「この度は度重なるご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。この数日自分なりに考えてもう一度この組織でやらして頂きたいです。どんなに小さな仕事でも構いません。添付ファイルにお伝えしたいことをまとめさせていただきました。宜しくお願い致します。」

U主任はD係長が目の前にいるのにも関わらずメールで反省文を送ったのだった。

この添付ファイルを開いてみるとWordで10ページぐらいの内容だった。

自分がダメだと思っている点を複数挙げ、その点を是正していくという内容とこの組織が好きでどんな小さな仕事でも良いから組織に貢献したいというような内容だった。

なんというが長すぎで訳がわからない内容だった。

これがU主任なりに反省なのだろう。

この反省文を送信して、しばらくするとU主任は帰っていった。

特にD係長には何も告げず。

U主任が帰ったあと、この反省文を見たD係長はチームメンバーに展開し笑いのタネにしていた。アルパパも一緒になって笑っていた。U主任をバカにしていたっけ。

今思えば、笑えない。全然面白くない。

この雰囲気。THEブラック企業。

次回、詳しく書きます。

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