【自伝】インフラエンジニアが転職を決意するまで|30.転職活動と退職報告

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転職活動と退職報告

転職活動を開始したアルパパ。
3社ぐらいに絞って、面接を受ける。

面接のために応募企業へ行く必要があるが、業務中に中抜けすることが厳しい。
そのため、家庭の事情という体で定時で帰ることを自社へ説明し、企業へは業務後に面接を組んでもらった。

正直、自分が他社でどの程度通用するのか全く分からなかったし、自信もなかった。
ただ自信を見せつけなければ、内定は得られないということもわかっていた。

D係長との一件で、想定問答を考えておくことに慣れてしまっていた。
しかも相手はD係長ではない。良識のある人間だ。
そう思えたら気が楽になった。
面接の準備は順調に進んだ。

いざ面接をすることになるが、必ず聞かれる質問がある。

面接官「転職を考えられる理由は?」

転職活動では基本的にネガティブなことを言ってはいけない。
なので、現職がいかにヤバイかということは言わないと決めた。
(本当は言いたい。言いたくてしょうがない。)

アルパパ「技術力や製品知識をもっと付けたいと考えました。現職ではお客様向けに提供するサービスや製品は同じようなものが多く、幅広い経験を得ることが難しいと考えたためです。」

経験5年程度であったが、上流から下流まで経験していたのもあり、想定問答のお陰?もあり、全ての会社から内定を得ることが出来た。

その中から一番給与が高く、通信インフラを手掛ける上場大企業の子会社(主体はSES事業)に転職することを決めたのであった。

転職が決まったら次にしなければいけないことがある。
それは、自社に転職をする旨を伝えること。
まずは、直属の上司であるK主任に伝えることにした。

業務後、会議室に来てもらった。

アルパパ「お話があります。転職をすることにしました。もう会社には内定承諾の連絡をしました。」

K主任「・・・そうか。転職するって言ってたもんな。」

アルパパ「色々とご迷惑をお掛けした上、このような形となり申し訳ありません。」

K主任「いや、俺は応援するよ。次の会社でも頑張れよ。」

アルパパ「ありがとうございます・・」

K主任「あとは、、D係長へは直接伝えて欲しい。」

アルパパ「・・・ですよね・・承知しました」

絶対に何かしら嫌味を言われることが確実なD係長への転職報告。
でも避けては通れない。

当時は退職代行サービスなどない。
というか、あったとしてもここは直接話すべきだとは思っている。
怖い。怖いが、やるしかない。

自分を奮い立たせ、D係長へ打合せ依頼のメールを送るのであった。

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